スクワットとランジ

スクワットとランジの違い

スクワットは、矢状面の動きに対して脚のスタンスは前額軸方向に開きます。
両足裏を地面につけ垂直に上下運動をするため、安定感が出てきます。

 

またスクワット動作自体、日常生活動作で物を拾ったりしゃがんだりするときに
使うため比較的、知られている種目です。

特にスクワットの場合は、脚のスタンスが前額軸にあるため股関節屈曲・伸展、膝関節屈曲・伸展、足関節背屈・底屈とバランス良くおこなえるので、ランジなどに比べると重い重量を扱えます。

 

垂直方向に高重量を扱う事で、腹圧が高まり姿勢を保持するための脊柱の安定化が起きます。
ただし、胸椎伸展制限があるとボトムポジションまでしゃがみ込むことが出来ず前傾姿勢になったり無理に伸展しようとすると後方に重心が移動し垂直に起き上がる事が難しくなります。

ランジは矢状面の動きに対して脚のスタンスは前額軸+矢状軸に開きます。

 

脚を前後にさせ上下運動をすることにより、上肢を前傾させても前方後方に移動はしにくくなります。

そのため、胸椎が硬い方でもボトムまでしゃがみ込みやすく、垂直に上下運動がしやすいです。

ただし、スクワットに比べて前額軸上の開きが狭いので、左右へのバランス保持が難しくなります。

 

ウオーキングランジの場合ですと、股関節屈曲位から伸展し前方に進みます。そのため一瞬片足姿持
になるため、よりぐらつきが出やすいです。そのため姿持面を安定させるため、よりバランスが必要になります。